a Soulless Pain "1MAN SHOW" あとがき pt.4

迎えました2020年。

今年も宜しくお願い申し上げます。

「2020」って数字の近未来感すごいっすね。

今年はマーチとかフライヤーのデザインにやたら「2020」って数字が入りそう(笑)
いや、いいよね。うちもいれるわ。
この数字の並びがくるのは1010年後(3030)なので今のうちに楽しみましょ。

-------------------------------------

前回のあとがきpt.3の続きになります。

「仕掛け」として「廃盤でもう手に入らない1st Album"繋ぐ世界"がワンマンライブのチケットになったら…すげーワクワクしたって話なんですが、もう少し詳しく説明しますと「当日受付でアルバムをご提示いただければドリンク代のみで入場可」という案でした。
同時期にサブスクも解禁予定でしたので、音源はサブスクを聴きながらチケット代わりになるCDを久々に引っ張り出して改めてアートワークや歌詞に触れてもらえるキッカケにもなるだろう、というのが狙いでした。

ただ、ご存知の通りこの案自体は却下となりました(笑)
理由はとてもシンプルで「ライブを見に行くのにCDを持っていくのはかさばるし邪魔」とメンバーの誰かが言ったんですよね。いや、まちがいないっす(笑)
もみくちゃになってケースが壊れちゃったりするのも嫌だしね…
よくある「アルバムの帯」案もありましたが、6年も前の作品で捨ててしまっている人もいるだろうし現実的ではないので却下!

ただ、方向性としては手応えがあったので、モノを変えよう!
と、いうことで思いついたのが「入場時にa Soulless PainのMERCH着用で〇〇」という内容でした。
対象となるのはこの10年弱の活動の中で販売したTシャツ、パーカー、キャップなど「着用できるもの」

CDラックが箪笥(たんす)やクローゼットに代わり、すでに持っているTシャツやパーカーがチケットになる…それがaSPのマーチを持ってくれている人たちの数だけ起こるすげーワクワクしませんか。
もちろんマーチを持っていない人もいるので、当日までにゲットできるように新作とツアー中に販売していたデザインの復刻をリリースすることになりました。

◆MERCH STOREにて購入可能です!
https://asoullesspain.stores.jp

そしてこの「着用」というのが個人的にはしっくりきて、マーチを着て足を運んでくれた人にはこのワンマンライブに「参加」していることをより感じてもらえるんじゃないかと。もう当事者になっていただきましょうと、そんなイメージです。

そしてバンド側としても、これは普段からなんですが自分たちのマーチを着ている人がライブハウスにいるっていうことはめちゃくちゃ勇気を頂けることなんです。
服って一種の意思表示ですから、デザインやそこに書かれているメッセージがしっくりこないものを着てワザワザお出かけしないじゃないですか。それは一種のハードルですよね。だから僕らにとってはとても大きな価値があるんです。

だから「MERCH着用で無料」ではなく「MERCH着用で1000YEN OFF」としました。
予約チケットは1000円と設定したので実質ドリンク代のみで入れるから「無料」と言われればそうかもしれないけれど「買ったマーチに袖を通して足を運んでくれる」ことに「無料」という言葉が相応しくないと感じたんですね。
前回の記事で書いた通り「参加」を軽くしてしまうとも思いましたし、伝わりにくさは覚悟しつつ…この案でGOとなりました。
まぁ「自分達のワンマンライブに自分達のマーチを着ている人が沢山いたらめっちゃテンション上がる」という欲を満たすマックスな下心もあったんですけどねwww

チケットの価格設定についてはデイイベントだし少しだけリーズナブルに予約チケット1000円/当日1500円としました。
この価格設定についても、マーチを着ていくのが恥ずかしくて迷う人もいるかもしれないな…と思った時に、選択がしやすいようにこの価格にしました。
決してドレスコードにはしたくなかったので…
結果としては半数以上の方がマーチを着用して足を運んでくださいました。
この試み自体は普段からもっとマーチに力を入れているバンドさんがやったらおもしろそうなので、ぜひやってもらいたいっすね。

-------------------------------------

あとがきpt.5に続く